マダニの話 2017年8月

こんにちは。動物病院京都 獣医師の坂口邦彦です。

当院では、8月24日(月)より夜間救急受付を開始しています。
これまでも主に当院の飼い主様を中心に夜間診療を受け付けしておりましたが、これからは京都市内にお住まいの皆様へ対応していこうと思っております。

当院は、京都市北区、右京区、上京区の区境の西大路通り沿いにある本院と、上京区にねこ専門病院である動物病院京都 ねこの病院があります。夜間救急診察は本院にて対応しており、猫の病院の夜間救急についても動物病院 京都 本院にて カルテも共有し実施しております。日頃、動物病院 京都ねこの病院に通院されている方で、夜間の容態が変化した場合は、本院にお問い合わせ下さい。

 

さて先日、野良猫に噛まれた女性が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に陥って亡くなったというニュースをご覧になった方も多いかと思います。これはマダニからの感染症が哺乳類を介して感染した世界初めてのケースになります。

ここ最近、毎年夏になると、この病気のことがテレビでよく出てきます。マダニが媒介すると言われているウイルスの感染症で、特効的な治療やワクチンはなく、対症療法のみで治療するため、致死率は30%にも至ります。

夏になると、ペットを連れてキャンプに行くこともあるかと思います。お外へ散歩へ行って、公園でマダニを拾ってくるかもしれません。人間も動物もしっかりしたノミ・マダニへの予防が必要になります。ノミ・ダニは春から夏にかけて増えますが、冬場にも発生しますので、年中予防が理想になります。

ノミ・マダニの予防薬は、おやつ型の食べるタイプ「ネクスガード」や、3ヶ月連続で効果を発揮する「ブラベクト」、液体を背中に垂らすタイプ「フロントライン」などがあります。ネクスガードだと消化管で吸収されて、血流に乗って爪の先まで薬が届いてくれますが、食べた直後に吐いたりするともちろん効果がでません。フロントラインだと、背中に垂らして皮脂腺を通して全体表面に広がるので、末端部分の防御が弱くなる可能性がありますが、垂らすだけなので簡単にできます。その子その子に応じてどちらかを選んであげると良いかと思います。うちの子にはどうしようかな?と言う場合は気軽にご相談下さい。

 

動物病院 京都
獣医師 坂口邦彦